WALKCAR(ウォーカー)とは?
cocoa motors.株式会社から販売されている「世界最小の電動モビリティ」らしいです。
人を乗せて10km/hで走行できるモデルが2021年10月15日に発売されました。
詳しくはホームページをどうぞ。
公道を走れる「持ち歩けるクルマ」WALKCAR(ウォーカー)
cocoa motors.株式会社

見た目は小さい板にキャスターが4つ付いているだけのものですが、上に乗って重心を傾けることで走行します。
セグウェイみたいなやつですね。
- 13インチのノートPCサイズで、重さは2.9kg
- 乗る板の部分の素材はCFRTP(カーボン素材)
- カラーはブルーとシルバーの2種類
- 充電時間は1時間で10km/hだと約7km走行可能
- 15km/hで走れるモデルもある
10km/hモデルだとキックボードと同じ扱いになるとのことで、歩道を走ることができます。
また、ヘルメットの着用も不要ですが、混雑した場所で乗ることはできません。
15km/hモデルでは、たとえ10km/h以下で走るとしても公道は走れないそうです。
10km/hだと軽いジョギングくらいの速さですかね。
やはり個人的に魅力的なのはサイズと重さ。
カバンやバッグに入れて持ち運べるというのはかなり良いですね。
電車に乗る時も周りの目を気にしなくていいし、盗まれる心配も少ないです。
素材のCFRTPは“Carbon Fiber Reinforced Thermo plastics”の略で、直訳すると「炭素繊維で補強した熱可塑性樹脂」です。
最近の材料業界ではよく聞く「炭素繊維で補強しているので強度が高く、その割にはベースが樹脂なので金属よりも軽く、さらに熱可塑性なので成型もしやすい」という良いとこ取りをしまくっている材料です。価格面は少しネックですが。
充電時間も1時間と短いのも良ポイントですが、走行距離が7kmというのが惜しいですね。
仮に今の自分の通勤で使うことを考えると、片道で約5kmなので会社で充電しないと帰りはバッテリー切れしてしまいます。
ここは充電時間が伸びてもいいから出来れば10km以上は走れるといいなぁと思いました。
しかし、ちょっとした近場の買い物などでは十分でしょうね。
また、歩道が走れますがスケボーが走れる程度の路面状態のところまでなので、田舎の整備されていないボコボコの歩道がある場所だと降りないといけないかもしれません。
そう考えると自分の通勤で使うのは難しそうだ…
あと、たぶんまだ普及していないから乗っていると目立ってちょっと恥ずかしさもありますね…
リチウムイオンバッテリーで駆動していますが、さすがにモバイルバッテリーでは充電できないそうです。
バッテリーがヘタってきたら有償で交換は可能の模様。
タイヤも自身で交換できるらしい。
こういうところはいいですね。
気になるお値段は217,800円。
タイヤもバッテリーも交換できるので、完全に本体がダメになってしまわなければ長く使えそう。
懸念点としては、こういった電動モビリティは浸透してくる、使い慣れてくると「飲酒運転」やスマホ見たりイヤホンで音楽を聴いたりする「ながら運転」をする人が続々と現れて、事故が起きやすくなるところ。
現状でも原付扱いになる電動キックボードでルールを守らず乗る輩がいてニュースになり問題化してますしね。
難しいとは思いますが、こういう部分に対してはメーカー側にも何かしら対策はして欲しいものです。
とはいえ、個人的にはちょっと欲しいな、と思ってしまいました。