
仕事中に使用するために、というわけで購入した腕時計です。
シチズンと言えば日本国内で有名ですが「そういえば最近のシチズンってどんなアイテムがあるのか全然わからないな」と思い、いろいろ見にいった結果、この時計に惹かれてうっかり購入してしまいました。
YOZORA COLLECTIONはシチズンが電波時計30周年記念で発売した限定モデルの第2弾になります。
アテッサ(スポーツ寄りコレクション)とエクシード(ドレス寄りのコレクション)の2コレクションでそれぞれペアモデルとして販売されています。
今回のBY1026-65Lはエクシードのメンズモデルになります。
こちらは500本限定と少なめですね。
アテッサのYOZORA COLLECTION(BY1007-60L)が1700本限定と3倍以上あるのですが、これはアテッサとエクシードの人気の差を考慮してでしょうかね。
さて今のシチズンの時計ですが、そもそもアテッサにしろエクシードにしろ、基本性能がすごいですね。
- 光発電「エコ・ドライブ」搭載
⇒光発電なので定期的な電池交換が不要 - ケースとブレスが表面硬化技術(デュラテクト)を施したチタン素材「スーパーチタニウム」
⇒ステンレスより40%軽く、表面硬度が5倍以上 - 電波時計
⇒時刻がズレない。電波受信なので曜日と日付表示も自動調整(≒パーペチュアルカレンダー) - サファイアガラスがクラリティ・コーティング
⇒光透過率99%以上で光の反射を押え、文字盤を見やすくするコーティング技術 - パーフェックスマルチ3000(JIS1種耐磁、衝撃検知機能、針自動補正機能、世界4エリア受信)を搭載
- 充電量確認可能(パワーリザーブ)
- 10気圧防水
そもそも機械式とクォーツ式を比べるなという話ではあるのですが、「腕時計としての最強クラスの実用性」というのはこういうのを言うんだな、と思わせてくれます。
さらにこのBY1026-65Lについては、特徴として以下のようなものがあります。
- ムーンフェイズ搭載
⇒電波を受信し、そのデータから計算して現在の月齢を表示する「ルナプログラム」を搭載(=パーペチュアルムーンフェイズ) - 文字盤は星空を再現したような濃いブルー+ラメ仕様(アヴェンチュリン風)
- フルアラビアンインデックス
- 月の周りに白い光の輪が見える現象「月暈(つきがさ)」をイメージした、デュラテクトサクラピンクを使用した三連ベゼルリング
やはり最大の特徴はルナプログラムによって調整の必要がないパーペチュアルムーンフェイズですね。
白蝶貝で模した雲から出てくるリアルな金色の月がたまりません。
そもそも私、機械式の複雑機構でも一番好きなのはムーンフェイズなんです。
それがアヴェンチュリン風の文字盤にあるというのは私にすごく刺さります。
モードを切り替えると北半球(左から右へ動く)と南半球(右から左へ動く)も設定できます。
こういうのは機械式ではできないですし、クォーツ式ならではという感じがします。
また、エクシードはローマ数字かバータイプのインデックスが多い中、全てアラビア数字で表しているというのも珍しいですね。
デイト表示が4時の位置という中途半端なところにあるので、気になる人は気になるかもしれません。
あと白蝶貝の上にEXCEEDと入っているのも少し気になりますね。
アテッサのBY1007-60LはCITIZENのロゴの下にATTESAと入っているし、こちらもそれでよかったのでは…?
デュラテクトサクラピンクを使用した三連ベゼルリングは、最初に店頭で見た際は店内の照明の関係もあってあまり目立たず「ふーん」ぐらいの感じであまり気にしてなかったのですが、白色光の下だと主張しすぎない程よい色合いがいいアクセントになっております。

さて、総評すると個人的にはかなり好印象の時計です。
私に刺さるものがたくさん盛り込まれているというのもありますが。
実は購入の際にはアテッサのBY1007-60Lの方も悩みました。
ただ、大部分がブラックカラーなのにケースのラグ部分だけがシルバーになっているというところが引っかかってしまい……
全部ブラックにするとデザインとしてのメリハリがなくなってしまうからこうしたのかもしれませんが、だったらBY1026-65Lのようにベゼル部分でアクセントを持たせたりするのでもよかったのではと思ってしまいます。
軽くて着け心地も抜群。
こちらは限定モデルで今からの入手は大変かもしれませんが、気になる方はレギュラーモデルの方で腕に乗せてお試ししてみるといいと思います。
腕時計といえば機械式! という方も多いと思いますが、やはりあまり気を遣わずに使えるクォーツ式もこれはこれでいいものだと思いました。