ショパールのミニッツリピーター

先日、ショパール銀座本店へ行ってきた。

今一番欲しい腕時計の一つがショパール。
多くの百貨店で見ることができる宝飾品メーカーであるが、こと機械式腕時計に関してはなかなか時計オタク向けのアイテムが多い。

今回はその中でも名機かつ定番のムーブメント、L.U.C96を積んだL.U.C XPの実機見に行った。
二針のシンプルなモデルであるが、シーンを選ばず使えるドレス系で、お手頃価格。ショパールの時計の入門にはピッタリである。

L.U.C フルストライク。ケース素材はセラミック加工チタンという特殊なもの。めっちゃ硬い。

さて、ショパール銀座本店に行くと、思わぬアイテムが置いてあった。

それが昨年出た20本限定のミニッツリピーター「L.U.C フルストライク」
文字盤の9時~11時部分にハンマーがあり、裏返さずとも動いているところが見れる珍しい仕様。
鳴らし方もよくあるケースサイドのレバー式ではなく、リューズのボタンを押すタイプ。
さらに、ケースに沿った金属板を叩くのが一般的なミニッツリピーターだが、こちらはガラス板をた叩いて音を鳴らす。
音量は控えめだが、金属とは違い、ガラスならではの繊細な音で非常に心地よい。

とても良い音色です(*´ω`*)

文字盤もグレーグリーンという、かなり独特な色合いである。
価格はショパールの鳴り物だけあってなかなか。
隣にはパーペチュアルカレンダー・トゥールビヨンのグランドコンプリケーションが置いてあったが、これよりもさらにお高い。

パーペチュアルトゥールビヨン。これはこれで良い……

現代の腕時計におけるリピーターやソヌリなどの音が鳴る複雑機構は非常に希少性が高く、いわゆる雲上時計クラスのブランドでも限定品で製造するのが基本。
こればかりは致し方ない。

ショパールの時計はL.U.Cにしろアルパインイーグルにしろ、本当にいいものが多いので機会があれば是非見て欲しい。

液体窒素(えきちー) のアバター

作者: 液体窒素(えきちー)

某化学系企業に勤める高分子系の材料開発屋。 大学での専攻は有機合成化学。卒業後、2012年から約7年、ゴム材料の品証、開発、製造などに従事。その後、粘着剤に関わり、現在は接着剤の開発を行っています。 副業はアズールレーンの指揮官。 趣味は文房具、宝石、シルバーアクセサリーなど

コメントを残す